Vol.1 チーム選びのポイントは? part.1
今回、新たに“監督佐藤のひとりごと”と称して、日野ボーイズを取り巻く様々な事や、野球に対しての思いをコラムにして発信して行きたいと思います。
そもそもこのコラムを始めるきっかけになった理由は、日野ボーイズに入団してくる学童が少ない事からです。
私から言うのも何ですが、これ程選手の事を優先して考え、レベルの低い選手に対しても熱い情熱を注ぎ、トップチームとの試合を通し高いレベルを体で感じられ、進学に際してもしっかり面倒を見てくれるチームはないかと自負しています。
本来なら、私のプロフィールを先に紹介していくのが筋ですが、それは次回にするとして、第1回目は最も訴えたい、学童選手・保護者からの中学硬式野球チームの選ぶ最大のポイントについて話して行きたいと思います。
キッチリとアンケートをとった訳ではないので、どんな理由が多いかなど正確な数字を掴んでいる訳ではありませんが、13年間日野ボーイズを運営して来て、入団してくれた保護者、他チームの保護者、学童の保護者などから聞いた意見を基に推測した事柄を羅列し、それに対して日野ボーイズはどうなのかという事を書いて行こうと思います。
順序は別として、下記の様な理由でチーム選びをするのではないかと思われます。
1.グランドがあるかないか
2.当番制や保護者の負担が大きくないか
3.チームは強いかどうか、部員数は部員の技量は
4.監督はじめコーチの指導力はあるか、又指導方法・活動内容は
5.OBの進学先は・進学先のコネクションは
6.金銭的な負担は
7.保護者はどんな人達
以上のような事柄ではないかと思います。
それらの事柄に対して、日野ボーイズはどうかをふまえて話をさせてもらいます。
1.グランドがあるかないか
に関しては、専用グランドがあるといい反面、保護者の負担も増えるものです。日野B.は今現在東光寺グランドを、日野シニアと一緒に使わせてもらい、年間活動日約110日のうち半分近くの45日は使え、それ以外は公式戦・練習試合、都立高校他での練習となっています。
練習場所に関しては、何ら問題はありません。むしろ専用グランドを持っているチームもありますが、公式戦のたびにグランドを提供したり、グランド当番で保護者が借り出されたり、夏の草刈りやグランド整備とかえって保護者の負担は大きなものです。
2.当番制や保護者の負担は大きくないか
に関しては、シニアなどでスタッフの食事やお茶の用意をしたりするチームもあるようですが、日野B.では練習試合や遠征にはチームのマイクロバスなどは持っていないので、保護者が地域ごとに班を作り、その班の中で順番に選手の移動に車出しをしてもらっていますが、当番としては各活動日毎に二人を選手に何かあった時の為のサポートしてやってもらっています。車だしと兼ねていますので、負担は他チームより少ないと思います。
3.チームは強いかどうか、部員数は部員の技量は
に関しては、やはり強いチームを希望する選手・保護者は多いかと思います。
勿論実力のある選手であれば、強豪チームを選ぶべきでしょう。しかし実力がない選手が強豪チームを選ぶと、練習はまともにさせてもらえず、試合などは当然出る事も少なくなります。80名もの選手を抱える様なチームでベンチ入り出来ればそれに越した事はありませんが、試合に出れずつまらない思いから中学で野球を断念してしまう選手を出してしまうのはどうかと思います。
日野B.はと言うと、どちらかと言うと強くはありません。個々の実力が低いのが原因ですが、それなりの戦術を使い、実力以上に健闘しているかと思います。
選手が集まらないのは、選手個々の実力が低い事がかなりの割合を占めているのかとは思いますが、卒団して行ったOBは確実に力を発揮しています。
今年の高校3年生が在籍中は、公式戦ではいい成績を収められませんでした。しかし今年の高校野球夏の東京都予選決勝戦まで進出した日野高校の4番玉井は日野ボーイズのOBですし、5年前に同じく日野高校でベスト4まで進出した時のエース渡辺も日野ボーイズのOBです。
それだけでなく、今年の高校3年生で野球を続けたOB8名は全員20名のベンチ入りを果たしました。私としては教え子が活躍してくれるのは勿論嬉しいですが、それ以上に中学時代に活躍していない子が、頑張ってベンチ入りした事の方が、監督として誇りに思います。
部員数は、今年は1~3年生で20名と少ないですが、それだけに練習試合は必ず出れますし、実戦の経験を積む事が出来ます。
又、指導に関しても個々に対してキッチリと指導して上げられますし、理想は各学年10名を目標にしています。
長くなってしまいましたので、4.以降に関しては、次号で語って行きたいと思います。
次号のコラムも楽しみに!
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