高速下公園での練習
3月19日(土) 於:高速下公園
昨日の雨でグランドが使えなかったので、高速下公園での練習と、
ガレージ内でティーバッティングを打ちました。
グランド内でいつも通りの練習をしているだけでは、細かいプレ
ーや、各場面毎に必要な技術の進歩は望めません。
こういう時こそ様々な技術の伝授・実践を行っています。
●ランダウンプレーに必要な、足で投げるイメージのスローイン
グと、送球を受ける時声を出して前に出ながらキャッチする練習。
左右に分かれて交互にローテーションで、前に出ながらキャッチ
し、そのまま走りながら足で投げるの繰り返しを、時間をかけて
行いました。やっただけ流れはスムーズになり、投げるタイミン
グや、走り出すタイミングが少しづつ体に染みついて行ったかと
思います。
●壁にボールを投げ、次の選手がその跳ね返ったボールをキャッ
チし壁に投げ、又次の選手が捕り投げるの繰り返しの練習。
遊びの様な練習ですが、強く投げすぎても弱すぎてもダメですし、
コントロール良くどこに投げれば跳ね返ってどこに行くか、次の
選手に捕りやすい送球が出来るか、又捕ってすぐ投げるには、投
げる方の手をグラブに添えておかなければいけないなど、守備に
必要な要素を鍛えるのにはベストな練習です。
●早めに構え、リラックスしながらサード側へのセーフティーバン
トの練習。
私は、構えたままでの送りバントはさせません。なぜならテニス
でサーブをレシーブしようとしている選手が、足を固定し構えた
ままで受ける選手はいますか?
必ず上体を揺らしステップを踏みながら待っているはずです。そ
れは静から動より、動から動の方がどこに来るか分からない打球
に対して素早く動けるからです。
バントも一緒で、揺らいで待つか、早く動き出すセーフティーバ
ントをした方が、どこにどんな球が来るか分からない投球に対し
てバントするには、成功する確率が高いからです。
動かない形でバントをすると言う事は、体は使わず手だけで投球
を捉えてバントしろと言っているのと同じ事です。
そんな理にかなわない、ちょっと考えれば分かる事を変えて行か
ない野球界は、固定観念に縛られたスポーツだなと思います。
●最後はガレージ内でティーバッティングを打ちました。
私は、ティーバッティングでバッティングを上達させて行く自信
があります。三冠王の落合博満は、”ティーバッティングは百害
あって一利なし” と言っていますが、それは間違ったティーバッ
ティングをするからであって、実際ヤクルトの山田選手は、杉村
コーチと二人三脚でティーバッティングを通して技術を磨き、三
度のトリプルスリーを達成しています。
何事もただやるのではなく、成功を信じ最高の集中力で練習する
事が大切なのかと思います。
現在日野ボーイズは、5名の選手で活動しています。実践をたく
さん経験させてやりたいのですがそれが叶いません。しかし選手
達は目先ではなく、高校へ行った時に少しでもスキルを高めてお
くべきだという考えを持ち、私の下で活動しています。
とはいえ、選手にはどうにか実践をたくさん経験させてやりたい
と思っています。試合で勝つ負けるではなく、試合でたくさん失
敗して経験を積み、試合でたくさん笑いたいと思っている選手を
求めています。ぜひ練習を見に来て下さい。
監督 佐藤
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