日野ボーイズ 公式サイト ~中学生の硬式野球チーム~

練習を長くやれば野球が上手くなりますか?part1

1月2日(日)

 

練習を長くやれば野球が上手くなりますか?
答えはNOです。勿論反復練習や正しい捕球練習を数多く繰り返す
事は大切な事です。しかし練習時間を長くやれば、それに比例して
野球技術がアップするという考えは大きな勘違いです。
野球は他のスポーツに比べて休める時間が多いスポーツです。
試合で一度も打球が飛んで来る事がなく、打席でもすべて三振した
ら、守備への往復のランニングと何回か振ったスイングしか運動を
しなかったという事になります。
攻撃時はベンチでゆっくり休めますし、こんな楽なスポーツはあり
ません。
サッカーやラグビーは常に走り回るので、絶対的な体力がなければ
一流選手とは言えません。三浦知良の様に50歳を過ぎたサッカー
選手はいますが彼は別格で、40歳を過ぎて一線で活躍出来ている
のは、中村と遠藤くらいです。
ラグビーではまずいないでしょう。それに比べて野球選手はイチロー
は引退してしまいましたが、40歳を過ぎても一流選手でしたし、
NPBを見てもたくさん一線で活躍出来ている選手がいます。
長い練習が良くないと言っているのは、長い練習をすればそれなり
のペース配分を考えてしまい、特に楽の出来る野球では全力ではな
く、7~8分の力でプレーしてしまうからです。
一昨年末智辯和歌山を指導したイチローが発した言葉は、「練習時
間が長すぎる、長いとペース配分を考えてしまい全力プレーが出来
ない、短い時間で集中して全力でプレーをしなければいけない」と
言っていました。私の考えが間違っていないと安心させられました。
それならなぜ長い練習をしてしまうか?それは部員数が多いからで
しょう。智辯和歌山は学年10名で30名体制ですが、テレビの映
像を見る限りでも多く感じました。しかし他の強豪校は100名く
らいいるのは当たり前です。高校野球はまだ甲子園という人生の大
きな目標があるのでいいとして、中学の硬式野球で50名以上いる
のは如何なものでしょう。
選手が多く集まれば、それだけ上手い選手がいる可能性も高くなり
ます、そして上手い選手が集まればチームが試合で勝つ可能性は高
くなるという図式が出来上がります。
話しがそれてしまいましたが、人数が多くなれば長く練習をやらざ
るを得なくなります。それはフリーバッティングを一人5分2回打
つとしましょう、50人が2ヶ所で全員打ったとすると、4時間半
近くかかり、ボールを拾ったり考えると5時間近くかかってしまう
計算になります。フリーバッティングだけでそんなにかかったら他
の練習が出来なくなるので、打つのはベンチ入りメンバーだけに絞
るというのが現状でしょう。
大きな目標のある高校野球はいいとして、中学野球はまだ部員全員
が同じ練習をして、全員にしっかりとした指導をしてやる事が大事
なのではないでしょうか。それだけでなくもっと大切な事は、高校
進学を第一に考え、上手くない子もそれなりに実力を付けさせ、少
しでも希望に近い高校に送り出してやるべきでしょう。
次回もこの続きを書きたいと思います。
8日(土)は午後から体験練習がありますので是非参加下さい。

 

監督 佐藤

  • カテゴリ:未分類
  • 更新日:2022年01月02日
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