八王子大会 対東京ベルディボーイズ戦
8月5日(日) 於:上柚木球場
武蔵野ボーイズさんの一員として、八王子大会2回戦 対東京ベルディ
ボーイズ戦を戦いました。
東京ベルディボーイズ | 002 820 | 12
武蔵野府中ボーイズ | 200 072 | 11
残念ながら12対11での時間切れ6回での惜敗でした。
東京ベルディボーイズは、試合前のノックの時から軽快な守備をして、
ピッチャーも速い球と落ちる球をコントロール良く投げていたので、
コールド負けも頭をよぎり、実際5回に得点が無ければコールド負け
でしたが、そこから怒涛の反撃を始め、最後1本出ればサヨナラ勝ち
という場面まで攻め込みました。
日野の選手は、吉川と杉山が先発で出してもらい、杉山も吉川に続き
初打席でヒットを打ちました。杉山も野球選手で一番大切なツキを持
った選手かと思います。ツキだけでなく努力を重ねいい選手に育って
もらいたいと思います。
途中からは小林も出してもらい、この試合のテーマである三塁手に捕
らすセーフティーバントが出来たので良かったと思います。
間一髪アウトでしたが、あれだけシフトを引かれても間一髪なので、
普通に出来ればまずセーフでしょう。足を生かす攻撃に徹底する事が
大切です。
残念ながら今回も、最後接戦になってしまったので森田の出番はあり
ませんでしたが、昨日自主トレに足を運んでバッティング練習をした
様に、試合で打ちたいという気持ちがある限り結果は必ず付いて来ま
す。それまでは我慢して努力を続けましょう。
それにしても東京ベルディボーイズの選手は、いい指導を受けている
のかなと感じるプレーをしていました。
高い部費を徴収していると聞きましたが、ハイグレードな学習塾と一
緒で、高い授業料を払って、優秀な講師がいて、難関校に大勢入学さ
せるというのと同じで、悪い事ではないと思います。
日野ボーイズを作った20年程前に、私の先輩が巨人のスカウト部長
をしていたので、巨人もサッカーと同じ様に子供達を教えるサテライ
トをなぜ作らないのかと話した事がありました。
今では楽天シニアや、小学生に関してはすべての球団がアカデミーを
持ち、プロで花を咲かせられなかった優秀なコーチ陣が、セカンドキ
ャリアも兼ね指導をしています。
それを特化したのが東京ベルディボーイズなのかなと勝手に思いまし
た。
部員をたくさん集め、その中から上手い選手でチームの勝利の為に活
動すチームとは、目的が違う様な気がします。
帝京高校の前田監督が、退任を前にこんな事を言っていました。
「ここ数年高い能力を待ち、完成された中学生を多く集めてチームを
作るという動きが加速している様に感じる。いい選手を集めるのが悪
い事だとは言わないが、集め過ぎると埋もれる選手が出て来る、この
傾向が強まるとチーム力が偏り地域性が失われて行く。技術はまだま
だでも、土台がしっかりしていれば選手は必ず伸びる、”育てる事”
を今一度見直すべきではないか。3年前の金足農業、地元選手だけで
甲子園準優勝、あの盛り上がりどんな高校だって甲子園のチャンスが
ある、それこそがこれからの高校野球のあるべき姿ではないでしょう
か」
中学野球も一緒で、ボーイズも昔バンダリー制度があり、地元の子
供達の育成というのが活動の第一の目的だったはずです。
自分達のチームが勝つ事を第一の目的にしてしまうと、硬式野球は
選ばれた選手だけのスポーツ感が強くなり、誰でも出来るスポーツ
でなくなってしまいます。
その結果野球離れが加速してしまい、ひいてはオリンピック種目
から外されてしまうのは仕方のない事です。
本来なら、東京ベルディボーイズの様なチームは、ボーイズリー
グの本来の指針とは違うので、その類のチームが集まり、一つの
リーグを作るべきなのかなと思います。
しかし、こうして加盟が承認されたという事は、ボーイズリーグ
の本来の指針が崩れているという事なのかも知れません。
日野ボーイズは地域性を重視し、集まってくれた選手達を育て、
個々の力を融合させ、強いチームに立ち向かっていくチームを目
指して活動して行きたいと思います。
監督 佐藤
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