硬式野球体験会 PART.9
4月3日(土) 於:東光寺グランド
今日も体験練習としてリピーターの選手二人が参加してくれました。
正式入団は先になるとして、入団の意思は固めてくれたので、本格的
に技術指導をしました。
フリーバッティングは、3人で1時間半ほど打ったのでかなりの数を
打てたかと思います。二人ともトップの位置が浅いので、強い打球が
打てません。トップをなるべく上ではなく後ろへ引いて、体で投球を
捉え、腕でバットを体に戻すようにしてバットのヘッドを加速して、
最高速でインパクトでヒットする様な打ち方を教えました。
バッティングはフォームではなく、いかに早いヘッドスピードで直角
にバットの芯に投球を当てるかです。その為には腕に力を入れてはい
けません。
バッティングをヌンチャクに例えると、手前の棒が体で、つないでい
る鎖が腕で、先の棒がバットになります。うでに力を入れるとつない
でいる鎖が無くなりただの木の棒になります。ただの木の棒でもそれ
なりの破壊力はありますが、鎖でつなぐ事で小さな力でも、先の棒を
遅らせてスピードを加速させる事が出来、ひいては大きな破壊力を生
みます。これこそが理想的なバッティングです。
バッティングの飛距離を出す為に一番必要な筋肉はどこだと思います
か? 松井秀喜に協力してもらい科学的に出したデータによると、足の
大腿四頭筋だそうです。モモの表の筋肉です。イチローにホームラン
だけを狙わせたら20本は確実に打てると言われていました。ボディー
ビルダーの様な体格をしたメジャーリーガーの中に入っても、力の使
い方によりインパクトに大きな破壊力を生むバッティングを出来る事
を証明していると言えるでしょう。
守備の練習は、ゴロの捕り方の基本を徹底的に理解してもらいました。
守備の基本は、地面を這う様な強いゴロに対して絶対に後ろにそらさ
ない事です。その為には ”体の中心で手の平で止める” という事を頭
に叩きこまなくてはいけません。上のステージで活躍する為にはここ
一番の守備で、最悪打球を止める事の出来る選手だけが生き残れるか
らです。簡単なゴロなら極端な事を言えば目をつぶっても捕れます、
将来、逃げてしまいたいような打球に対応できる守備力を付ける為に
は、こんな練習をしておかなければいけないと思います。
内野守備練習の後には、外野でフライを捕る練習をしました。外野の
フライを捕るのも簡単ではありません。たくさん捕ってこそスタート
の仕方、追い方などが身について来ると思います。ポジションを決め
てしまわず、どこでも守れる選手になってもらいたいものです。どこ
でも守れれば、ライバルに勝てる確率は必ず上がるはずですから。
監督 佐藤
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